top of page
検索


市販薬に効能が似ている処方薬(「OTC類似薬」)を医療保険の対象から外すべきか~市民啓発の重要性(コラム#045)
医療保険制度を持続可能なものにするための対応の一つとして、市販薬に効能が似ている処方薬(「OTC類似薬」)を医療保険の対象から外すべきかどうかが俎上に上っているが、専門家は、技術的な観点からこれを検討するだけではなく、「一般市民が社会保険全体の課題をきちんと理解してはじめて、議論が建設的に進む」という点も十分認識しながら、議論を深めていってほしい。(ソーシャルコモンズ代表 竹本治)
竹本 治
4月30日読了時間: 12分
39
0


高額療養費制度見直しの迷走~社会保険制度の全体最適に向けた議論への第一歩となるか(コラム#044)
「高額療養費制度」の見直しが凍結されたのは国民の選択であるが、医療保険制度が立ちゆかなくなっている以上、自己負担を増やすなり、何らかの対応は今後とも検討していかざるを得ない。これをきっかけに、社会保険制度の全体最適に向けた議論が進むことを期待したい。(ソーシャル・コモンズ 竹本)
竹本 治
3月31日読了時間: 6分
102
0


「令和の米騒動」~これからの米作のあり方を考える~(コラム#043)
今回の「令和の米騒動」の目先の混乱は、備蓄米の放出によって一定程度解決する可能性があるが、これを契機に、生産性の低い多数の零細農家の保護策―国内市場を非常に閉鎖的にしてきた政策―を抜本的に見直し、国際的にみても競争力の高い米作産業に変えるべきである。ソーシャルコモンズ代表・竹本
竹本 治
2月27日読了時間: 6分
64
0


日本銀行の「機能(きのう)」「寄与」「明日(あした)」~25年間の政策対応の振り返りと、これから(コラム#042)
日銀はバブル経済崩壊以降の金融政策の効果や副作用などを検証した「多角的レビュー」を公表したが、ここ25年間の非伝統的な金融政策を振り返ると、経済に対してプラスの効果があったとは明確にいえなかったものであったし、今後の政策運営に対しても制約をもたらすものとなった。
竹本 治
1月31日読了時間: 8分
49
0


エネルギー基本計画~楽観的シナリオを見せては国民の意識が変わらない(コラム#041)
エネルギー需給にかかる政府の基本方針(原案)が示された。エネルギー供給を巡る客観的な環境は相当危機的なのに、楽観バイアスのかかった供給シナリオを示したり、補助金などで目先の価格高騰の痛みを減らしたりするのは、のちのち大きなツケとなって返ってくる(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)
竹本 治
2024年12月31日読了時間: 5分
51
0


誰の「手取り」を増やすのか~「年収の壁」への対処法(コラム#040)
「手取りを増やす」「年収の壁を打破する」といったキャッチフレーズは、とても分かりやすいものであった。しかし、その政策目的が、「持たざる人」を救うことであるのならば、「103万円の壁」を引き上げるのとは異なる政策対応をする方がはるかに望ましい。(ソーシャル・コモンズ代表・竹本治)
竹本 治
2024年11月30日読了時間: 4分
113
0


やれない理由を引き続き探すのか~選択的夫婦別姓制度を考える(コラム#039)
選択制夫婦別姓制度については、「家族のあり方」あるいは「ジェンダーの問題」としてとらえるのだけではなくて、「社会人になってから、苗字を変更すること」のコストが現代社会では高くなっていることを十分認識していけば、もっと冷静に議論をすすめていけるはずである。ソーシャル・コモンズ竹本治
竹本 治
2024年10月31日読了時間: 6分
54
0


大学運営と費用負担~東京大学の授業料引き上げの報に接して思うこと~(コラム#038)
東京大学の授業料が20年振りに引き上げられる。高等教育のレベルを維持するためには、相当の資金は必要であるが、それをどのように確保し、誰が負担するかについては、あらためて考える時期にきている。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)
竹本 治
2024年9月29日読了時間: 4分
63
0


大正15年夏~ある移民の話(コラム#037)
友人(日系4世)の曾祖父は、日本の片田舎から米国に移民した。曾祖父は、生涯に一度だけ日本に一時帰国したが、その際、義父から「惜別の辞」として自筆の漢詩を贈られた。今回それを翻訳する機会に恵まれたが、100年前の二人の男の友情に涙した。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)
竹本 治
2024年8月28日読了時間: 3分
52
0
BLOG
bottom of page