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黒部の太陽とアルプスの水(コラム#025)
難工事で有名な黒部ダムを夏休みに訪れたが、先人の血のにじむようなご苦労のお蔭で、現代の我々の快適な生活があることを強く自覚した。近隣国との間で問題になっているALPUS処理水の海洋放出は、科学的に解決されるべき国際政治問題であるが電力に頼り切っている生活を見直すことは大事である。

竹本 治
2023年8月31日読了時間: 3分
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入試の公平性とは~積極的差別是正措置に関する米国違憲判決をきっかけに~(コラム#024)
入試は公平であるべきであるが、どの選考法にも光と影の両方があり、誰もが納得できる正解はなかなかみつけられない。せめて、選考プロセスを透明にすること、オープンに議論をすること、そして、課題がみつかれば不断に見直すことを地道に続けていくしかない。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2023年7月30日読了時間: 5分
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人口減少と定住外国人の増加~日本社会の準備は出来ているか(コラム#023)
人口減少問題への処方箋として、移民や定住外国人を沢山受け容れるべき、という議論がある。そして、50年後には定住外国人は総人口の1割にもなると予測されている。定住外国人を増やすことは理にかなっているが、その増加スピードは相当になることから、多くの外国人を円滑に迎え入れる準備を...

竹本 治
2023年6月25日読了時間: 3分
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米国雑感~四都市を訪問して(コラム#022)
久し振りに全米各地を訪問したが、公共交通機関の機能不全、人種的・民族的な対立の強まりなど、米国の持つ社会課題を改めて実感した。こうした課題を克服するためには、関係者が諦めることなく、積極的に声を挙げながら協働していくことが重要であるが、それは日本においても同様である。(ソー...

竹本 治
2023年5月31日読了時間: 4分
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「GO TO」選挙~「旧統一」との「訣別」(コラム#021)
地域経済が疲弊し、物価高や少子化もどんどん進んでいる。それなのに、有権者の関心は低く、今月行われた統一地方選挙では、投票率がさらに低下し、無投票当選も一段と増えた。かなりばらばらになってしまった選挙日程を、再度「統一」するなど、積極的にアイディアを持ち寄って、今の状況を打破...

竹本 治
2023年4月29日読了時間: 4分
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「パスポート」から「ケータイ」に変われるか~マイナンバー・カードの近未来(コラム#020)
マイナンバー・カードの交付枚数は最近随分増えて「普及」の段階に至った。これを、日常的に「使用」し、普段から「携行」するものにしていくためには、用途を積極的に広げるとともに、「番号は秘匿すべきもの」というイメージを払拭する必要がある。また、公金受取口座の登録を一般化することは...

竹本 治
2023年3月30日読了時間: 5分
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歴史・文化から学べること~首相秘書官のLGBT発言を巡って(コラム#019)
LGBTを巡る首相側近の不適切発言が話題となったが、歴史を俯瞰すれば、人類は、長い年月をかけて徐々にではあるが、「〇〇であることをもって、人を差別しない」ということを実現してきており、現代社会もその途上にあるといる。人権概念が拡大してきた歴史や古今東西の社会文化について、人...

竹本 治
2023年2月28日読了時間: 3分
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新しいフェーズに入った新型コロナ対策に期待すること(コラム#018)
わが国における新型コロナ対策も、ようやく新たなフェーズに入る。5類になっても、政府が①エビデンスや論理性を重視して、②適時適切に政策対応を行い、③国民に分かりやすく説明していくことが求められるという点は変わらない。社会全体としては、当面の感染者数の増加を過度に恐れる必要はな...

竹本 治
2023年1月30日読了時間: 5分
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出生数は数十人しか増えない~何のための地方「移住」政策なのか(コラム#017)
「少子高齢化が進む地域へ子育て世帯の移住を後押しする」ことを狙いとした「地方創生移住支援事業」が来年度からさらに拡充される。このように、政策目標がズレてしまっていて、政策効果も殆どない事業が「地方創生」の名の下でなされていて、国の将来を憂えるばかりである。(ソーシャル・コモ...

竹本 治
2022年12月31日読了時間: 3分
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私見:金融政策の出来ること、出来ないこと(コラム#016 )
日本経済の一番の問題は潜在成長率の低下である。日本銀行は、バブル崩壊後、ゼロ金利政策などの非伝統的な金融緩和策を一所懸命やってきたが、金融政策は、車でいえばブレーキにあたるもので、エンジンやアクセルではない。金融緩和だけで潜在成長率自体を引き上げることはできないことは、もっ...

竹本 治
2022年11月29日読了時間: 7分
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庭の水撒きをして思うこと~賢い財政支出とは(コラム#015 )
植木鉢のラベンダーは、枯れやすいので水遣りをしているが、地面に生えているカツラの木はそこまで心配する必要はない。水道代も嵩むので、庭木全体にむやみに「水撒き」はしないようにしている。ガソリン補助金に加えて、電気・都市ガス負担軽減策も実施されるそうであるが、所得制限などによっ...

竹本 治
2022年10月31日読了時間: 2分
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若い世代の物心両面の不安解消を~少子化問題の解決に向けて(コラム#014)
少子化・人口減少への対応にあたっては、地球温暖化対策と同様、「国家百年の計」としての想像力、実行力が問われている。若い世代の「①時間がない」「②お金がない」という不安を解消し、結婚しやすい世の中、子供を沢山産んでも大丈夫と思えるに世の中にしていくことが重要である。(ソーシャ...

竹本 治
2022年9月25日読了時間: 5分
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「コンテンツ考~季節感と様々な美意識~」(コラム#013)
いわゆる「和」の文化は、国内ばかりでなく海外の人からも人気である。京都を久しぶりに訪れてみたが、豊かな「コンテンツ」というものは、繊細な季節感、材料や色遣いなどの様々な美意識と、歴史とが複雑に織り上がって出来上がっていることを改めて実感する。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本...

竹本 治
2022年8月30日読了時間: 3分
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「スキ、ブキ、ツキとトキ~『飲茶型の人生』のススメ~」(コラム#012)
そこそこ展開の定まった「コース料理」「定食型」の人生ではなく、「小皿料理」を思い思いのタイミングで注文し、その組合せを変えていくような「飲茶型」の人生。これからの若い方には、「スキ(好き)」「ブキ(武器)」「ツキ(運、縁)」と「トキ(時代)」をうまく組み合わせて、彩り多い、...

竹本 治
2022年7月10日読了時間: 5分
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「『6月の雨』と『椰子の実』」(コラム#011)
異国の見知らぬ方が、自分のバンドが大昔レコーディングした曲を、YouTubeにアップしてくれているのをたまたま発見した。童謡『椰子の実』では、椰子の実が遠い島から流れ着いたことを歌っているが、今回のことは、グローバリゼーション、インターネットの時代ならではのご縁だと感じた。...

竹本 治
2022年6月23日読了時間: 2分
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3R+楽ちん=循環型社会(コラム#010)
プラ新法が4月に施行された。①Reduce(ごみの減量)・②Reuse(再利用)・③Recycle(再資源化)という、所謂「3R」は良く知られているが、循環型社会を早く実現させるためには、一人ひとりが協力することが大切である。協力してもらえるのなら、その理由はなんでもよいの...

竹本 治
2022年5月24日読了時間: 2分
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大震災とパンデミック~矜持とは(コラム#009)
シンポジウム「新型コロナからの學び」(3月11日開催)では、医療従事者の職業意識についても議論した(概要はNPO健康医療開発機構HP、https://www.npotrnetworks.com/ )。人々の生活の安心・安全、インフラを担う職業の人々は皆さんそうであるが、いざ...

竹本 治
2022年4月10日読了時間: 3分
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「ふるさとはどこなのか」(コラム#008)
ふるさと納税は、制度設計が甘かった。この制度を長持ちさせるには、自治体では、制度の本来の趣旨に鑑み、返礼品競争を自重する一方、国側も、性善説に立つことなく、制度の持つ欠陥を速やかに是正すべきである。そして、何よりも、我々住民が、寄附する際に「本当に応援したい『ふるさと』」を...

竹本 治
2022年3月15日読了時間: 5分
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シンポジウム「新型コロナ感染症からの學び」(3月11日)に出演します(お知らせ#001)
3月11日(金)15時30分~18時に、シンポジウム「新型コロナ感染症からの學び」が開催されます。よかったらご視聴ください(ZOOMオンライン、無料。主催:NPO健康医療開発機構)。第2部のパネル・ディスカッションでは、ソーシャル・コモンズ代表の竹本治も、ファシリテーターと...

竹本 治
2022年3月2日読了時間: 2分
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「世代を超えたおつきあい~人生100年時代~」(コラム#007)
「人生100年時代」というが、日本では同世代とばかりつきあってしまう傾向が強い。93歳になる大作曲家バート・バカラックは、近年30-40代のアーティストとコラボして、新曲を積極的に発表している。「ダイバーシティ」が大事だというが、確かに、年齢を含め、異なるバックグラウンドを...

竹本 治
2022年2月22日読了時間: 2分
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