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大学運営と費用負担~東京大学の授業料引き上げの報に接して思うこと~(コラム#038)
東京大学の授業料が20年振りに引き上げられる。高等教育のレベルを維持するためには、相当の資金は必要であるが、それをどのように確保し、誰が負担するかについては、あらためて考える時期にきている。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2024年9月29日読了時間: 4分


大正15年夏~ある移民の話(コラム#037)
友人(日系4世)の曾祖父は、日本の片田舎から米国に移民した。曾祖父は、生涯に一度だけ日本に一時帰国したが、その際、義父から「惜別の辞」として自筆の漢詩を贈られた。今回それを翻訳する機会に恵まれたが、100年前の二人の男の友情に涙した。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2024年8月28日読了時間: 3分


傘を天下の回りものとする~持続可能な社会作りのための一歩(コラム#036)
傘の忘れ物は大変多く、廃棄のための環境負荷も大きい。この際、持続可能な社会作りのための一歩として、ビニール傘など、安手の傘に高率の環境税をかけることで貴重で高額なものにするとともに、「やや高級な傘」をレンタルする仕組みを全国的に導入してはどうか(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2024年7月31日読了時間: 3分


官製マッチング・サイト~打つべき対策はそこなのか(コラム#035)
東京都では、未婚率を下げるべく「婚活マッチング・サイト」を独自開発し、今夏にも本格稼働させるとのことであるが、こうした官製サイトは民業圧迫になるほか、対象者の広がりにも欠け、少子化対策としてみても力点がズレてしまっており、うまくいかない可能性が高い。

竹本 治
2024年6月30日読了時間: 4分


残業時間は測れないのか~公立教育の働き方改革の不思議さ(コラム#034)
中教審・特別部会では、教員の働き方改革と処遇改善に向け、「給特法」で残業相当額として定められている「基本給への上乗せ水準」を見直すべきと提言したが、より重要なのは、労働時間をきちんと把握・管理し、「給特法」そのものを見直すことである。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2024年5月31日読了時間: 5分


自治体は「消滅」を回避すべきなのか(コラム#033)
「人口戦略会議」が『地方自治体「持続可能性」分析レポート』を発表した。人口減少問題を「自治体のサバイバル・ゲーム」に仕立て、少子化トレンドを変えようとしているのは理解できる。しかし、仮に自治体を「消滅」させてでも、広域で密接に協力して、自然減を早期に解決する方がより重要である。

竹本 治
2024年4月26日読了時間: 4分


マイナス金利政策解除後の世界(コラム#032)
日銀は3月に「マイナス金利政策」を解除した。「脱デフレ(=低成長)は、日銀が主に担う仕事ではない」ということは、世間にようやく理解されてきたようであるが、仮にインフレが深刻化し、同時に低成長が続くこととなった際には、「中央銀行に何を期待すべきか」が正面から問われることになる。

竹本 治
2024年3月31日読了時間: 5分


異次元の少子化対策は月々500円で実現できるのか(コラム#031)
少子化はいよいよ深刻化している。「結婚しない、子供を産まない」ということも一種の「ノルム」(社会的規範)にさえなってきており、危機的な状態にある。国民負担を増やさないような小規模な対策をとっていては、ノルムは変わらないのだから、もっと激しくインパクトのある対策を打ち出すべき...

竹本 治
2024年2月29日読了時間: 4分


不祥事の多発に思うこと(コラム#030)
組織的・意図的に行われていた組織の不祥事を減らすためには、①不祥事が明らかになった際に、社会がこれを厳しく制裁すること、②内部者がものを言いやすい環境を作ること、③外部の目をしっかり働かせること、といった常識的なことがやはり重要となる。ソーシャル・コモンズ代表 竹本治

竹本 治
2024年1月31日読了時間: 4分


見えないコストと見えざる手~退職金課税制度の見直しに向けて(コラム#029)
「退職金課税制度の見直し」は、本年見送られてしまったが、人材が転職しやすいようにするための諸改革は積極的に進め、成長分野への労働移動を促すべきである。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治) ******* 今年も国内外で色々なことがあったが、とくに国内政治では、要職にいた議員...

竹本 治
2023年12月30日読了時間: 3分


ドラッグ・ラグと電動キックボード~ライドシェアの今後の展望(コラム#028)
UBERを代表格とする「ライドシェア・サービス」の導入に向けての議論がようやく始まった。わが国では、「目先の安全性の確保」を重視するあまり、改革や導入等が遅れることで発生する「目に見えない国民の損失」を過少評価しがちであるが、住民の声なき声をしっかり聴き、関係者の支持を地道...

竹本 治
2023年11月30日読了時間: 4分


女性活躍の壁(コラム#027)
一定の年収を超えないように就業調整をする「年収の壁」が取り沙汰されて久しい。これが人手不足を招いているとともに、女性の社会での一段の活躍に対してブレーキとなっていることは明らかである。労働時間の多寡や、働き方の違いで割を食わないような制度に早期に変えていくことが重要である。...

竹本 治
2023年10月31日読了時間: 4分


今はインフレなのか、デフレなのか(コラム#026)
政府は、ガソリン代への補助などのインフレ対策を積極的にしながら、もう片方では、依然「デフレからの脱却」を目指すべきとしている。日本では、「デフレ」という言葉が、「低成長」をも意味してしまっているが、物価の継続的な下落である「デフレーション」と「低成長」とは峻別すべきである。

竹本 治
2023年9月30日読了時間: 4分


黒部の太陽とアルプスの水(コラム#025)
難工事で有名な黒部ダムを夏休みに訪れたが、先人の血のにじむようなご苦労のお蔭で、現代の我々の快適な生活があることを強く自覚した。近隣国との間で問題になっているALPUS処理水の海洋放出は、科学的に解決されるべき国際政治問題であるが電力に頼り切っている生活を見直すことは大事である。

竹本 治
2023年8月31日読了時間: 3分


入試の公平性とは~積極的差別是正措置に関する米国違憲判決をきっかけに~(コラム#024)
入試は公平であるべきであるが、どの選考法にも光と影の両方があり、誰もが納得できる正解はなかなかみつけられない。せめて、選考プロセスを透明にすること、オープンに議論をすること、そして、課題がみつかれば不断に見直すことを地道に続けていくしかない。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2023年7月30日読了時間: 5分


人口減少と定住外国人の増加~日本社会の準備は出来ているか(コラム#023)
人口減少問題への処方箋として、移民や定住外国人を沢山受け容れるべき、という議論がある。そして、50年後には定住外国人は総人口の1割にもなると予測されている。定住外国人を増やすことは理にかなっているが、その増加スピードは相当になることから、多くの外国人を円滑に迎え入れる準備を...

竹本 治
2023年6月25日読了時間: 3分


米国雑感~四都市を訪問して(コラム#022)
久し振りに全米各地を訪問したが、公共交通機関の機能不全、人種的・民族的な対立の強まりなど、米国の持つ社会課題を改めて実感した。こうした課題を克服するためには、関係者が諦めることなく、積極的に声を挙げながら協働していくことが重要であるが、それは日本においても同様である。...

竹本 治
2023年5月31日読了時間: 4分


「GO TO」選挙~「旧統一」との「訣別」(コラム#021)
地域経済が疲弊し、物価高や少子化もどんどん進んでいる。それなのに、有権者の関心は低く、今月行われた統一地方選挙では、投票率がさらに低下し、無投票当選も一段と増えた。かなりばらばらになってしまった選挙日程を、再度「統一」するなど、積極的にアイディアを持ち寄って、今の状況を打破...

竹本 治
2023年4月29日読了時間: 4分


「パスポート」から「ケータイ」に変われるか~マイナンバー・カードの近未来(コラム#020)
マイナンバー・カードの交付枚数は最近随分増えて「普及」の段階に至った。これを、日常的に「使用」し、普段から「携行」するものにしていくためには、用途を積極的に広げるとともに、「番号は秘匿すべきもの」というイメージを払拭する必要がある。また、公金受取口座の登録を一般化することは、給付金を必要とする国民に迅速に届けるために重要である。(ソーシャル・コモンズ代表 竹本治)

竹本 治
2023年3月30日読了時間: 5分


歴史・文化から学べること~首相秘書官のLGBT発言を巡って(コラム#019)
LGBTを巡る首相側近の不適切発言が話題となったが、歴史を俯瞰すれば、人類は、長い年月をかけて徐々にではあるが、「〇〇であることをもって、人を差別しない」ということを実現してきており、現代社会もその途上にあるといる。人権概念が拡大してきた歴史や古今東西の社会文化について、人...

竹本 治
2023年2月28日読了時間: 3分
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