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ゆきかく人、ゆきかう人(コラム#006)

2022年1月20日
読了時間: 2分

先日、首都圏でも二年振りに雪が積もった。ご近所づきあいが普段さほどあるわけではないが、雪をかいていると、名前も知らない方とも何気ない会話をする機会が生まれる。(ソーシャル・コモンズ 代表 竹本 治)

 本日は、大寒の初日。二十四節気の最後の節であり、暦の上では、一年で最も寒い時期にあたる。たしかに、日差しは、十二月下旬頃よりもずっと春を感じさせるものとなっているが、やはり寒さは厳しい。

 二週間ほど前になるが、首都圏でも二年振りに雪が積もった。拙宅の前は、坂道になっているので、少々の積雪でも放っておくと凍ってとても危ない。夜のうちに雪かきしておかなかったので失敗したなあ、と思いながら、それでも朝は多少早起きをして、家族と一緒にスコップなどで、せっせと家の前の道の雪かき(氷かき?)にいそしむ。

 典型的な都会の住宅街なので、ご近所づきあいもさほどあるわけではないが、そういえば斜向かいに住んでいるご高齢の方は大丈夫だろうか、先日背骨を折って大変だと仰っていたなあ、と思い出し、その方の家の玄関の前も雪かきをしておく。お見舞いの電話をしたら、今日は出かけないことにした、とのことで少し安心する。

 雪かきをしていると、通勤・通学でこの道を通る人は結構多いことに気づく。普段会うこともない人たちである。「寒いですねー。」「滑るから気をつけてねー。」「雪かきありがとうございます。」「行ってらっしゃい。」互いに名前も知らなくても、なぜかこの日だけは、ゆきかく人とゆきかう人とが和やかに会話をする。結構重労働にはなるが、なんだか気持ちがいい(雪国の人には申し訳ないが)。雪が降ることが非日常だから、こういったことが起こるのだろうが、もう少しだけ、普段からの人々の触れ合いが増えてもよいものだとは思う。



 体力的に大丈夫なら、せめて自分の家の前だけは滑らないようにしておきたい。そして、出来る範囲でよいのでご近所のところもきれいにする。自助とか共助とか、硬い言葉は必要ない。そして、あまりにも雪が積って大変な地域では、除雪車も登場しているのだろう。



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